「連載企画」エシカル飼育#02

『ニーズ』

HOTA♂、J.♂、Betty♀ 、私は3匹のラブラドールレトリーバーを飼っています。
不器用ですが、もの凄く人やJ.、Bettyを思いやる本当にやさしいHOTA。
世の中の人も犬も全員、友達だと思っている3匹で1番甘えん坊で、Bettyの面倒をよく見てくれるのですが、なぜかいつもBettyに顔を噛まれているJ.。
天真爛漫、猪突猛進(犬ですけど)怒られた時に見せる顔は罪なくらいかわいいので、すべて許してしまう親バカ製造犬のBetty。

それぞれ体型も性格も違いますが、犬種がラブラドールレトリーバーという部分だけは同じです。

ラブラドールレトリーバーという犬種はもともと泳ぎが得意で、撃ち落とされ水に落ちた獲物をハンターの下へ運んでくる鳥猟犬として優れており『水鳥回収の王 -King of waterfowl-』と言われているそうです。
さらに狩猟犬として回収以外にも、獲物の発見や獲物の追い出しにも用いられ、狩猟愛好家の良きパートナーとして活躍しています。

そんなルーツもあってか、HOTA、J.、Betty(以降 HJB)とも川が近づいて来ると早く泳ぎたいのか、向かっている車の中で、フンガ、フンガ、言い出します。特にHOTAは川への道を覚えているのか、川までまだ30分はゆうにかかるというのに、フンガ、フンガ、、、
方向音痴の嫁さんはどこを走ってるか分かっていないというのに、、、

私は
『動物を人間のように扱うのが、動物愛護とは考えない。各動物が持つ動物らしいニーズを満たしてあげるのが動物愛護』
というSDGs達成率世界一のスウェーデンの動物愛護の考え方が好きです。なんか難しく聞こえるかも知れませんが、私はこの考え方をこのように解釈しています。
各動物と動物を『犬』に置き換えると分かりやすくなります。さらに『ラブラドールレトリーバー』に置き換えるとニーズがみえてきます、、、
ラブラドールレトリーバーは『水鳥回収の王』、ならばどんどん泳がせてあげるのがHJBにとって、ニーズを満たしてあげる、ということになるんかなぁ、、、
プラス、広い場所で走り回らせてあげることによって、狩猟犬である本能は満たしてあげられるんかなぁ、、、
と、こんな具合に、、、

犬種によって色々ルーツが違うので、あなたの愛犬のルーツを調べるいい機会になるかもしれませんね。

HJBはニーズを満たしてあげると、本当に楽しそうに泳ぎ、走り回っています。その姿を見ているだけで、私も嫁さんも自然と笑顔になっています、、、
そして、帰りの車ではスーッ、スーッと寝息と、グゥオーオーというJ.のイビキしか聞こえてこなくなります、、、

ニーズ

愛犬のニーズ

それを満たしてあげると、愛犬からかなりの幸せポイントがもらえます、、、